一昨日の15日は水の元に車を停めて竜神平まで上がった。その時のレポートがまだ出来てないので今日は家でおとなしくレポート作成と思っていた。ところが昼前の買い物アッシー君でスーパー内をウロウロしていると、「山に行きたいんなら行っても良いよ」というにわかには信じがたいメールが入った。これを断るはずがない。

家に帰ると娘が松山に連れて行ってと言う。それぐらいおやすい御用だ。高島屋の近くで娘を降ろしたらそのまま皿ヶ嶺に直行。途中のコンビニで100円コーヒーを買い、さっきスーパーで昼食用に買ってもらったパンを食べながら走る。そして鉄塔のヘアピンカーブを曲がったところに車を停める。一昨日が竜神平まで上がったので、今日は麓をウロウロして植物図鑑ネタ探しだ。

車を停めたすぐ横にフユノハナワラビ

先生がいなくても同定できる数少ないシダの一つだ

ここは鉄塔に近いけど、皿ヶ嶺の植物図鑑に入れるのは鉄塔よりも高い場所にある植物と自主規制しており、このフユノハナワラビはギリギリセーフ。



これが最初の写真
デジカメ時計=12時53分
棚田の法面にブタナ

この花は一年中咲くものなのかな?
タンポポも春の花と言いながらいつでも咲いているような気がするが?
石垣からアヒルの花が顔を出している
ゲンノショウコがまだきれいに咲いている


ここは棚田の法面で農家の人が定期的に草刈りをしている場所だ。草刈りされるとそれが刺激になって本来の季節以外にも咲くのかな?
オニグルミの新芽

手の届くところにあった枝を引き寄せて撮影する。目の前でオニグルミの新芽が写せるこの撮影ポイントは有り難い。
キツネノマゴ


キツネノマゴは植物図鑑の解説文によれば花期は8〜10月となっている。今は11月だから1ヶ月オーバーぐらいは普通に有ることだろう。
クサマオ
このひっつき虫は何?

普通によく見るけど写真を撮るのは初めてかも?
ついでに言うと背景の黄色の花もよく見るけど、わざわざ写真を撮ることは滅多に無いし植物図鑑にも入れてない
アメリカセンダングサのつもりで写した

家に帰って植物図鑑のアメリカセンダングサの写真と見比べるとどうもアメリカセンダングサではない
アメリカセンダングサに似た花で探すと、これはどうやらコセンダングサみたいだ。コセンダングサは植物図鑑に無い新ネタだ。


※要注意外来生物
えー??? うっそー???
なんでこんなところにリンドウが???

一昨日は竜神平で終わった花を見て来たのに、そこよりも標高の低いこの場所でこんなにきれいに咲いているのは何故?
近くにはヤマラッキョウも咲いている。これも一昨日、種の見える状態のヤマラッキョウを竜神平で見てきたばかりだ。どうなっているの?
ヤマラッキョウの根元にリンドウが

今は日が当たってないが引き返す頃に当たっていることを期待してアッサリめで通過
アキカラマツの実
アキチョウジ

向こうにまだ咲いている花が見えるけど、手前の花が落ちた状態をメインに写す
この前ここに来た時にエゴマに似ているけど何だろうと思いながら写して帰り、結局シソだと判断した植物。シソは食用の栽培植物なので植物図鑑には入れてない。このシソは道端に有るのでタイヤや靴底に種がついて運ばれてきたんだろう。
ドライブスルーヒキオコシ
ヒキオコシの種が見えている


ヒキオコシを写したら引き返す。今日は白糸の滝まで行くつもりはない。
んんん??? これはマユミ? ツルマサキ?

その系統の花だな

葉っぱがツルマサキではないからマユミか
その実を大きく写す。やっぱりマユミのようだ。
これはコマユミ
コマユミ
このツル性の植物は何?
ナンテン
これはツユクサだな。こんな姿は初めて見るけど、緑色の部分に見覚えが有るからツユクサで間違いないだろう。
そしてまたリンドウとヤマラッキョウが咲いている場所に戻って来た。まずはヤマラッキョウ。
予想通りリンドウに日が当たって明るく輝いている
写した枚数はこんなものじゃないんだけど、レポートに入れようかと思えるのはこのたった2枚だけ(-_-;)
竜神平では登山道に咲いているので写していても他の登山者の邪魔になることもあるし、花の周囲にササや他の草がいっぱい生えていて写しにくい。ここは誰も来ないしあまり草も生えてないので時間をかけて写せる。
ただしすぐ上のリンドウは周囲の草を散髪して写している。
思いがけずリンドウとヤマラッキョウを写せて機嫌よく棚田の間の農道を上がって行く。あぜ道にこんな小さな花が咲いている。
コンデジで大きく写す。これは何?
ヤドリギが有る。珍しいものではないが、私は皿ヶ嶺ではあまり見たことが無い。これも今日の貴重な収穫だな。
キヅタの花
ノブドウ


別に珍しいものじゃなくても植物図鑑用になんでも写すのである
これはヤマブキかな?
マツカゼソウ
ハダカホオズキの赤い色がよく目立つ
マルバノホロシ
オオバギボウシの様子を見に来たが、葉はもうすっかり枯れてしまっている
実がないかと探したらすぐに見つけた。オオバギボウシの実。これも初めて見る今日の収穫だ。
これは何の実かなと思いながら写す


家に帰ってネット仲間の掲示板を見ていたら、これとそっくりの写真が有り、スズメウリと書かれていた。スズメウリであらためて検索してみると矢張りこれと同じような実がヒットする。これはスズメウリに違いない。スズメウリも植物図鑑にまだ入ってない新ネタだ。
来年またこの場所で花と実を着けてくれると良いんだが。
タラノキ

数年前まではタラノキの写真と言えば山菜として食べる新芽の部分だけを写していたが、植物図鑑を作り始めてからは四季それぞれの姿を写すようになった
アカネの実
コバンノキの紅葉。ただしこの周囲にもコバンノキは有ったが、紅葉しているように見えるのはこの枝だけだった。
クサマオだと思って写した。しかし見慣れたクサマオと違う。
違和感を感じた理由はその高さ。私と同じぐらいの高さが有る。さらに下の方はまるで木の幹のように見える。見慣れたクサマオは文字通り草なんだけどな。

ネットで検索するとクサマオの草丈は1m〜2mと書いているサイトや、下部は木質化すると書いているサイトも有り、私が見て疑問に思ったこの個体もクサマオであっているようだ。
ヨウシュヤマゴボウ
メヤブマオ

アスファルトの林道に出て林道歩きでお気に入りの定点観測ポイントに向かう。


     続く





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