実は水の元に到着する30分前ぐらいから大をもよおしていたのである。それで水の元に着いたらトイレに直行する。個室のドアを開けて便器を見ると底に白い物体が見える。直前の利用者がペーパーを流さないままに出て行ったな、と思ってタンクのレバーを引いて水を流す。ところが水は流れるのにその白い物体はクルクル回るだけで奥に吸い込まれない。このまま私のものを出したら詰まってしまって後々の利用者に迷惑がかかる。仕方がない。人差し指と親指の2本の指で白い物体をつまみ上げると、千切れることなくそのまま持ち上がって来た。よく見るとティッシュのかたまりだ。ティッシュと確認して個室の隅の床にポイ! 便座に座り指先をトイレットペーパーで何度も拭く。ささやかな善行をしたと自己満足しながら産み落とす(-_-;) トイレを出る時も水で手を洗う。あー、水が使えて良かった。もう間もなくこのトイレは凍結を理由に使用禁止になるのだ。

トイレの壁に貼られている注意文


ティッシュペーパーは流さないでください
トイレ付近のエゾノギシギシ
階段を上がって春にはお花畑になる場所は今はこんな状態
目の前の地面は落ち葉に覆われている
シコクブシ
ヤマミズ
ヤマルリソウ
この前、風穴付近でこれを見てサイゴクサバノオだと思っていたが、ネットで検索してもこれをサイゴクサバノオと紹介しているサイトを見つけることが出来ず、本当にサイゴクサバノオなのかなと少し不安になってきている
オカタツナミソウ
エイザンスミレ
登山道の下にツルマサキの赤い実が見える。ちょっと見に行こう。
ツルマサキは今日の歩き始めに民家の生垣で見たが、それは植物図鑑には採用しないと決めている。これは採用決定!
この葉っぱが登山道沿いに点々と見える。このルートにもサイゴクサバノオが咲いていたのを見ている。やっぱりサイゴクサバノオに違いない。
ようやく風穴に到着


デジカメ時計=13時51分

広場の横のテーブルセットでランチを食べていると熱視線を感じる。あー、この前も水の元で車の中でランチを食べているときに熱視線を送って来た昔乙女だ。私の先日のレポートを見てリンドウを探しに行ったけど見つけることが出来なかったと言う。どの辺りを探したのか聞くと、全然違う場所だ。白糸の滝方面とあれだけはっきりとレポートに書いているんだから、白糸の滝駐車場まで歩いて、無かったら引き返しながら探せば良いと冷たく答える(-_-;)

さてランチを食べたら竜神平まで上がることも無く、この付近をウロウロして植物図鑑ネタ探しをしてから帰りましょう。

シオデ
キヅタ
タカネハンショウヅル
タカネハンショウヅルの綿毛を大きく
これはまた凄く花付きの良いキッコウハグマだな
ボタンヅル
アカネ
モミジガサが逆光に光っていたので写す
今年ここで定点観測しているクロイチゴ

来年もこのまま花を咲かせてくれたら良いんだが
ハナビゼリ
ミヤマシキミ
ミヤマシキミの雄花? 雌花?
タケニグサ
んんん? キツネノボタン

12月でも咲くの?
サイゴクサバノオで間違いないと思う

花や実が終わってからは全然気にしてなかった。来年は本当に定点観測しよう。
ヒカゲミツバ
今日のヒマラヤのケシの状況
ズームイン
上の写真のトリミング

丸い葉っぱはイワネコノメかな?

今度は降りて確認しよう
今日ここに来た目的はヒマラヤのケシでもなく、イワネコノメでもない。この前ここに来た時に見つけて気になっていたものを再確認するのだ。

この前、この丸い物体がコミヤマカタバミの葉の間から出ていた。普通はそれならコミヤマカタバミの実だろうと思うだろうが、庭の草をひく時に見る黄色い花のカタバミの実とは形が違うし、ネットでコミヤマカタバミで検索しても同じような実が見つからない。それでこれは謎のままだったのである。
謎を解明するために1本犠牲になってもらい、座布団の上に置いてみた。するとあのコミヤマカタバミの葉と同じ根元から出ている。つまりこれはコミヤマカタバミの実で間違いない。
コミヤマカタバミの実を大きく写してみた


これを写したら帰る。帰りも植物図鑑ネタを探しながら歩くのだ。
コフウロ
ショウジョウバカマ


左下に向かって白い茎のようなものが出ているが、ゴミが引っかかっていると思い、外そうと引っ張ったらこの根元から出ていた。つまり今年の花の花茎だ。
同じような形の葉がいっぱい見える
レイジンソウの葉でした
水の元に到着。車は一台も無い。


デジカメ時計=15時33分
階段横のトサミズキの冬芽
トサミズキの冬芽にズームイン
クサヤツデ
ゲンノショウコの実
間違いなくゲンノショウコだと言う証拠に葉も写す
モミジガサ


珍しいものじゃないけど葉がきれいに残っているので写そう
スミレらしいことは分かるが、何スミレか不明
マルバノホロシ
水の元からここまでは登山道を降りてきたが、ここからは林道を歩こう。ゴゼ石の横を通りたくないのである(-_-;)
ヤクシソウの花の形が分かるものが残っている
なんとかセンブリだと分かってくれるかな?

これもドライブスルーセンブリ。道端で撮影している。
小さいけど根生葉の形が分かりやすいヤクシソウ
道端の写しやすいヤブコウジ
この赤い実はアレだ! と思いながら写すが名前が全然出て来ない。家で夕食を食べているときに突然ソヨゴだと思い出した。
目の前のソヨゴの実を大きく写す。でも現場では名前が分からなかったのである。これから行く度に名前が出て来ない場面が増えるんだろうな(-_-;)
このヒサカキは完熟して黒い実になっている
あれ、あの赤い実はサネカズラではないか! こんな分かりやすい場所に有るのならこれから定点観測が出来るな。サネカズラの花はまだ見たことが無いので来年の楽しみが出来た。
車に戻って来た


デジカメ時計=16時51分

今日の最大の収穫はフユザンショウの実を見たこと。そしてコミヤマカタバミの実を確認できたこと。それにしてもジシバリとソヨゴは現場で名前が出て来ず、相当時間がたってから思い出すことが出来た。でも誰の助けを借りることなく自力で思い出せたんだからヨシとしよう(-_-;)


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