3時ごろ目が覚めて、その後寝ようとしてもなかなか寝付かれない。いっそのことこのまま皿ヶ嶺に行こうと4時ごろ起き出してゴソゴソ準備して出発。準備と言ってもお湯を沸かして魔法瓶に入れるだけのことである。

道路状況が心配だったが、ほとんど何の不安も無く水の元に到着。ここから歩こう。

最初に写した写真は林道から見る松山の夜景


デジカメ時計=5時16分

水の元から登山道を歩いて風穴に到着。テーブルセットにザックを降ろし小休止。

真ん中のピンクはコーヒーの入った魔法瓶

風穴から竜神平に向かう登山道に入る。真っ暗なので懐中電灯の明かりが頼りだ。

気まぐれにギンバイソウに光を当てて写してみる
斜面からロールケーキが転がり落ちていると思って写した。


家に帰って写真をチェックしていると、これは転がり落ちたロールケーキではないことに気付いた。転がり落ちた場合は雪面の雪を少しずつ重ね着しながら回転するので、バウムクーヘンのような積層のあとがあるはず。しかし、これにはそれが無い。どうやって出来たの? ドーナツのように真ん中に穴が有るのがヒントかな?
標高が上がるにつれて松山方面の夜景が見えるようになってきた。これが100万円の夜景だな(-_-;)

真ん中に明るい直線が写っているのは松山空港だろう。こんな離発着の無い時間にも滑走路に照明がついているの?

時々懐中電灯で頭上の木々や稜線方面を照らすが、霧氷は見えない。懐中電灯の光の方向を変えると大木の黒い影が襲ってくる(-_-;) 霧氷が着いていればそれなりに何か白く見えると思うんだが、今日は霧氷は無いのかな?

暗いので写すものも無く竜神平に到着


デジカメ時計=6時39分
おっ、東の空が染まり始めた
上の写真は茜色の空を強調しようとして思い切り露出アンダーで写したので空以外は真っ黒に写っていますが、実際にはそんなに暗くありません。左の写真が実際に近い明るさだったと思います。

ここで滑り止めをつけて山頂に向かう。先週は買ったばかりの滑り止めを落としてしまって捜索に行ったが、今日の滑り止めはその外れやすい滑り止めではない。10年以上前に白猪の滝の氷瀑用に買ったものだ。その古いゴム製の滑り止めをまず登山靴のつま先に引っかけて、今度はかかと部分に引っかけるためにゴムを引っ張る。その引っ張る力が先週の滑り止めに比べると、強い力が必要だ。新しい滑り止めは大きな登山靴用のサイズなので、ゴムが緩かったんだな。でもせっかく買った滑り止めなので、何らかの工夫で外れないようにしなくちゃ。

これは水滴ではなく氷でした。触って確認。
あれっ、太陽が顔を出した。日の出に出会えた。


デジカメ時計=7時3分
今日は思い切り早朝に出てきたけど、日の出を狙って来たわけじゃない。日の出を見るなんて想定してなかった。強いて言えば朝日に輝く霧氷を見ることが出来たら良いなぐらいの気持ちだったのである。ところが霧氷が全然ないのでガッカリしながら、とりあえず山頂に行ってみるかと言う程度の気持ちだったのである。

何時にどの方向に太陽が顔を出すのか、全く知らずに来ているのだ。そんな状態で来ているのに日の出狙いなんて書けるわけがない。それに日の出狙いならそれらしき撮影ポイントで待機するでしょう。
この辺りから霧氷が見えてきた。たぶん昨日の融け残りだと思う。
森のペアダンサーにはまだ朝日は当たってない
少し斜面に上がって森のペアダンサー越しに朝日を写す
フト気付くと霧氷(霧氷が融けてその後凍ったもの?)が朝日を受けてオレンジ色に輝いている
おー、こんな景色が見られてラッキー!


早起きして来た甲斐が有ったと言うものだ
木の幹に出来た小さなツララもオレンジ色に光っている
霧氷が朝日に輝くところを見たかったが、目の前の霧氷は日陰になっている
石鎚の上空もオレンジ色だ
霧氷を前景に石鎚
石鎚にズームイン
石鎚の手前に雲が右から左に流れていくので、全体的に雲海のような雰囲気にならないかなと待ってみたが、そう都合よくはなってくれない
振り返ると日の当たっている木はオレンジ色に輝いているが、当たってない木は暗いまま


この辺りも霧氷がいっぱい着いているはずなんだが
山頂に到着。誰も居ない。当たり前だ。まだ7時29分だ。


温度計を写すの忘れたけど、気温はプラス1度だった。この時間なのに氷点下になってない。
大川嶺方面


久万盆地は霧の底
中津明神山

山頂のアンテナドームが目印
鳥形山


不自然に平らになっているのはセメントの原料として石灰石を採掘しているから
小田深山スキー場

山頂からの景色を楽しんだら周辺の植物図鑑ネタを写す。

ヤマツツジ
ツルウメモドキの残骸

こんな残骸を写して喜んでいるのである(-_-;)
ミズナラの冬芽
ミズナラ
コバノガマズミの冬芽

山頂で写した植物図鑑ネタはこれだけ。さっさと下山する。


    続く





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