朝、空模様を眺めていたら「12時までに帰るんなら行って良いよ」と言われた。急いで出発。12時までに帰るんだからランチは不要。魔法瓶にコーヒーを入れて、適当にその辺に散らばっているお菓子を持ったら出発。

12時までに帰るのなら目的を一つに絞って余った時間で他の植物図鑑ネタを探そう。

今日も最初は桜でスタート


デジカメ時計=7時45分

目的はタムシバにしよう。もう咲いているかも。水の元から天狗の庭経由で歩いていたのでは時間が足りない。もういきなりトンネル手前の広い路肩に車を停める。

車の近くで見つけたフサザクラ
これも車のすぐ近くで写したキブシ

低いところのキブシはもう咲き始めているのに、ここはまだ固そうな蕾だ
トンネル横の林道に入ると、水たまりに氷が張っている。今朝は冷え込んだようだ。
ミヤマノダケ
ハナビゼリ


こうして2つを並べると違いがよく分かる
ヤマヤナギ
上の写真のトリミング


ネコヤナギの雄花には赤いオシベが有るけど、ヤマヤナギも同じかな? そうなるとこれは雄花ということになるが?
ヒメウツギにもようやく新芽が出てきた
目的のタムシバはまだこんな状態。うーん、まだちょっと早かったか。
場所を変えて別の蕾を写す
ついでに近くに有ったヤブウツギの新芽を写す。背後に見える灰色は林道。つまり林道を見下ろす位置に立ってタムシバを見ていたのだ。
ヤマザクラかミズメと思える樹皮の木が有った。樹皮を小さく剥いで、匂いを嗅いでみるとサロメチールの匂いがする。これはミズメだ。
ミズメの新芽も目の前に有った。

ミズメは葉が2枚ずつ出るのが特徴だが、新芽のときにはその特徴は無いんだね。展開したら葉が2枚になるのか。これも定点観測が必要。
???

ダンコウバイ?
やっぱりダンコウバイかな? 自信が無いからリンクはやめとこう。
アカショウマ
オトコエシ
天狗の庭に降りていく。その途中でトリガタハンショウヅルの新芽と綿毛を写す。
ジンジソウ
ハルトラノオ
ここのシロバナエンレイソウもようやく芽吹いた
オオキツネノカミソリ


こんなに勢いよく葉が出ているのに、花の頃には消えてしまうのが不思議だ
定点観測中のウスバヒョウタンボク
ウスバヒョウタンボクの蕾
ヤマネコノメソウとユリワサビが並んでいる
ヤマネコノメソウ
ユリワサビ
毎度おなじみのイヌガヤ
イヌガヤの雌株は定点観測している上の個体しか知らないけど、雄株はどこにでもある印象。イヌガヤを見つけて花をチェックすると、大抵雄花だ。
この間まで何もなかったように見えた地面も今はそこら中にシコクブシとハシリドコロが出てきている
バイケイソウ
ヤマシャクヤクが数株並んでいる
これはハンカイソウだな。でも天狗の庭でハンカイソウの花を見たという印象が無いんだが? 私が覚えてないだけ?
マルバマンネングサ
ここのアブラチャンがようやく咲いた
アブラチャン
今日の天狗の庭の雰囲気


地面は緑色が目立たないが、実際には小さな葉がいっぱい出ている
オオマルバノテンニンソウはまだ残っている
ハルトラノオ
シロバナネコノメはまだ咲いてない
ハシリドコロが咲き始めた。これからどんどん増えてくる。
ユキザサお目覚め


植物図鑑の写真を見ると、4月上旬にはもう蕾が出ていることになっている。上旬は1日から10日までの10日間だからね。今日はまだ3日。あと1週間で蕾が出るかな?
定点観測してないところでウスバヒョウタンボクの蕾を見つけた
ヤシャビシャク

これを大きく写すためには今よりもっと倍率の大きいズームレンズが必要になる。
ツルマサキの新芽
ムラサキシキブ
普通なら天狗の庭から水の元に降りるところだが、少しでも早く車に戻るために天狗の庭から斜面を這い上がって林道に戻ることにする。その途中で見つけたスミレ。
このスミレの横顔

これは何スミレ?
林道に上がってカツラ
ヌルデ
オオバヤシャブシ

車に戻ったら今度は水の元に移動。

アワコバイモ
ユキザサ
タチネコノメ
アワコバイモが固まって咲いている
サイゴクサバノオに蕾が着いている
上の写真のトリミング
オオチャルメルソウも咲いている
上の写真のトリミング
もう少しこの付近でうろうろしてみる


デジカメ時計=10時38分
クマノミズキ
コマユミ
サンショウの雄株

このサンショウは前にも書いたけど、観察会に参加する前から知っていた。花の写真を撮って今度は実だと楽しみに待っていたのに実がならない。なんで、なんで?と思っていたが、観察会に参加してサンショウは雌雄異株だと知った。実が成らないからこれは雄株なのである。
ミヤマシキミの雌株

定点観測もしてないし、花も見てないのに雌株だと断言するのは、花が少ないのは雌株だという某サイトの情報を100%信じているからである
ヤマヤナギが有る。これは雄株か雌株かどっちかな?
これは雌花だ
定点観測しているダンコウバイの雄株
これも定点観測しているダンコウバイの雌株
上の写真のトリミング


もう実の赤ちゃんが出来ている雰囲気
もう一度雄株
上の写真のトリミング

雄株だから実の雰囲気は無い

最後の定点観測ポイントに移動する。とにかく12時までに帰らないといけないのだ。

これは???
上の写真のトリミング


ガマズミ系?
この前見つけたサルトリイバラ
ムラサキケマン
今日の最後の目的は2本並んでいるキブシ。最初見つけた時は色が違っていたが、今はほとんど同じ色に見える。
左右のキブシの花を往復しながら写していたが、どの花がどちらの花かメモしてなかったので、何が何だか分からなくなってしまった。どちらもキブシであることは間違いない。
この並んでいる2本が雌雄別々なのか、それとも雄株同士、雌株同士なのか決着をつけるためには、また来ないといけない。ま、気軽に来られる場所なので二度手間でも三度手間でもかけましょう。
ボタンヅル


くどいほど書くけど、この葉の特徴を見てボタンヅルと書いているのではない。ここでボタンヅルの花を見たことが有るし、ツル性植物なのでボタンヅルと判断している。
さっきとは違う場所でサルトリイバラを見つけた。サルトリイバラは雌雄異株だが、この2本が雄株と雌株なら定点観測に都合が良いんだが。
コウヤボウキ


これで最後



デジカメ時計=11時23分

今日は12時までに帰るという厳しい時間制限が有ったために、タムシバ最優先で他は時間調整しながら図鑑ネタ探しと言う山歩きだった。肝心のタムシバはまだ固い蕾だったが、それ以外は春の息吹を感じることが出来て良かった。


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