今日は今月に入って初めての植物図鑑ネタ探しに行ってみよう。天気予報は良くないが今は降ってないし、予報が外れることを期待して行ってみる。皿ヶ嶺に向かう途中のコンビニで弁当と100円コーヒーを買い、コーヒーを飲みながら皿ヶ嶺に向かう。
いつもの定点観測場所から見る皿ヶ嶺。上の方は雲の中だ。これを見て竜神平まで上がることをあきらめる。麓の定点観測ポイントをウロウロしよう。
デジカメ時計=8時14分
オオハンゲ
ポイントまで来て車から見るとオオハンゲが有るではないか! あわてて車から降りて写す。
オオハンゲ全体
皿ヶ嶺の植物図鑑を見ると、5月〜6月にこの形の花を見たことになっている。でも今は9月だ。この個体はそうめん流し営業前の草刈りで一度刈られた後に出てきた個体なので、季節感がずれているんだろう
お気に入りの定点観測ポイント手前の広い路肩に車を停める。
車を停めたすぐ近くには
カラスノゴマ
が咲いている。今年の初見だ。
ナガバヤブマオ
これは
クサコアカソ
だな
クサコアカソの雌花
足元のアスファルトの上に白い花弁が見える。
ナンバンハコベ
が咲いている。
下を向いている花がほとんどで、なかなか写しにくいが、ボディの小さいコンデジなら見上げて写せる
なんとなく写してみました(-_-;)
イワガラミ
ヤブニッケイ
ナワシログミ
は蕾の準備が出来ているのかな?
手の届くところに
アカメガシワ
が有ったので枝を引き寄せて写す
イヌザンショウ
の雄花
コガンピ
がまだ咲いている
オトコエシ
があちこちで咲いている
オトコエシの花を大きく
フユザンショウ
イヌザンショウ
の実
マツカゼソウ
んんん???
あれは
ツルニンジン
の蕾かな?
おっ、
イヌザンショウ
の雌花を見つけた。イヌザンショウが雌雄異株だと知ったのは、つい去年のこと。それ以来、雄花、雌花を意識して探すが、目に入るのは大抵が雄花で、なかなか雌花を見つけることが出来なかった。この定点観測ポイントにはイヌザンショウが何本も有るのだが、確実に雄株、雌株と認識しているわけではないので、そのときの気分次第で雄株、雌株を見ているのである。
クサギ
ヒヨドリバナ
ヤマハギ
もまばらに咲いているが、花が少ない。植物図鑑の写真を見ると7月中旬ぐらいから咲き始めるようなので、今は9月でもう花の末期なので少ないんだろう。
センブリ
が出ている。花が咲き始めるのは来月に入ってからだな。
皿ヶ嶺の植物図鑑は写真を月と上、中、下旬で並べているので、大体の花期が分かるようになっています。花期を知りたい場合に活用してください。
ツルリンドウ
が咲いている
写しやすい場所に有ったツルリンドウを大きく写そう
コバギボウシ
オカトラノ
オも写しとこう
タラノキ
の花は目の前で写せるものが無い
ヤマハッカ
発見。これも今年の初見だ。
植物図鑑の写真では7月下旬にはもう咲いている年も有ったようだ。今年も8月には咲いていたかも知れないけど気付いてない。
ついでだから
カラスザンショウ
も写しとこう。植物図鑑ネタなので花や実が無くても写しておく。
葉の裏表を触って
ケクロモジ
と確認
ここの
カワミドリ
はまだ固い蕾だ
シンミズヒキ
シンミズヒキの花
足元に
オオバコ
が有ったので写した
上の写真のトリミング
真ん中のもじゃもじゃの毛が生えているように見えるのがメシベかな?
と思って検索して調べると、確かにメシベではあるのだが、自家受粉を避ける巧妙な仕組みとして、まずメシベが先に出て他の花から飛んでくる花粉で受精し、受精が完了したらオシベが出てくるとのこと。だからこの写真ではオシベ、メシベが見えるけど、真ん中のメシベは既に他の花の花粉で受精が完了し、その結果オシベが出たと言うことになる。
まだきれいな
コバギボウシ
が有った。今年は竜神平に咲くこの花の群生を見ないままに終わってしまうかな?
この
ヤブタバコ
の花はまだ咲いてない
???
何かの植物の奇形?
マルミノヤマゴボウ
これはマルミノヤマゴボウの実が落ちた跡ですか?
この
コバンノキ
の枝で実を見たこと有ったんだが、前回も探したけど見つからなかった。当然今日も見つからない。
ガンクビソウ
ハガクレツリフネ
はまだまだいっぱい咲いている
上の写真のトリミング
ハガクレツリフネのオシベ、メシベはどれなんだろう?
ネットで検索すると、これはオシベの様だ。ただしこれがオシベならメシベはどこに? と言うことになるが、そんな単純な話ではないようだ。ネットの解説によれば、この写真の状態は雄性期で写っているのはオシベ。その後、このオシベが落ちてメシベが現れて雌性期になるとのこと。と言うことはこの花の花粉で受粉することはあり得ないということになる。
なんでこんな面倒な仕組みなの?さっきのオオバコと同様に自家受粉を避けるために自然に出来上がった巧妙な仕組みなのかな?
続く