1時半までに帰るなら行ってヨシと言われたので、皿ヶ嶺の麓の定点観測ポイント巡りをするつもりで家を出た。コンビニでおやつとお菓子を買い、皿ヶ嶺に向かう道路に入ると、皿ヶ嶺の上の方がぼんやり白く見える。私の目がかすんでいるんだろうか? さらに近づいて行くと、白いものがはっきり見えてきた。これは目のかすみではない。白く見えたのは霧氷だ。定点観測ポイント巡りの予定を急遽変更して霧氷見物にしよう。車を風穴まで走らせる。風穴の駐車場には先客ナシ。今日は平日だからこんなものだろう。

出発時のメモ写真

この方向に見える稜線には霧氷が無いように見えるが、オリジナルサイズの写真で見ると、ごく薄く霧氷が着いているのが分かる。


デジカメ時計=9時8分
ユキザサの実

一刻も早く霧氷を見に行きたいが、気になる植物図鑑ネタもチェックする
ホオノキの葉には雪が残っている。地面に降った雪は地熱で溶けるけど、葉が断熱材になって雪が残るわけだ。


ところで葉が落ちているということは、ここで見上げればホオノキ本体が有るわけだが、急いでいるのでホオノキは写さない。
標高が上がってくると向こうの斜面が白くなっているのが見えてくる
枝に水滴が付いているように見えるのは氷だ。そしてこの枝はたぶんアブラチャン
ウスゲクロモジ? ケクロモジでないことは分かる
イシヅチウスバアザミ
登山道近くの霧氷
ゴトウヅル(ツルアジサイ)
アサガラ


背景が青空ならアサガラの実に霧氷が付いているのがよく分かるんだけどね
ブナ
ベンチ前のシロドウダン
近くのヤマボウシには霧氷はついてない。霧氷をつける風の通り道じゃないと言うことなんだろう。
定点観測木のノリウツギ
目の前の霧氷と遠くのブナ林
登山道付近の霧氷

この後、竜神平に向かう道との分岐が有るが、今日は時間制限がきついので、この先の霧氷を見たらすぐに帰るつもりでそのまま直進する。向こうから昔乙女2人組が歩いて来たが、一人は顔に見覚えがある。私がその人に「今日は時間制限が厳しいので麓の方で植物図鑑ネタを写すつもりできたら、霧氷が見えたので、急遽霧氷見物に来た」と言うと「私は最初から霧氷狙いよ」と言われてしまった。天気予報から霧氷が出来るだろうと予想していたんでしょう。流石です。もう一人の昔乙女が「植物図鑑て何ですか?」みたいに言うので、皿ヶ嶺の植物図鑑で検索してくださいと答える。

霧氷の動画を撮るつもりでデジカメを持ち替えたが、何故か設定画面がうまくいかず動画が撮れるか心配になったが、普通の写真は撮れる。


家に帰ってチェックしたら一応動画も撮れていたが、現場で撮れているのかどうか不安に思いながらの撮影だったので、まともな動画ではなかった。またの機会に期待しましょう。
12月6日のレポートでも紹介した踏み跡に入り、北側斜面の霧氷を見に行く。
青空が欲しいなー
時間が有ればあそこに見える場所にも行ってみたいが今日はここまで。もう帰る。
森のフラダンサーも薄くて白い衣装を着ている
お気に入りのブナ林
ここは霧氷が付いてない。風の通り道や何やらいろいろ気象条件が揃わないと霧氷も簡単には出来ないんだろう。
ベンチ付近の霧氷


ベンチが白いのは雪だ
帰りはホオノキを写しましょう
タマガワホトトギスの実が写っているんだが、トリミングするほどの写りではない(-_-;)
イヌガンソクの胞子葉
シコクブシ 
ラショウモンカズラ

他の落ち葉の色と同化して分かりにくい
バイケイソウ
ウスバヒョウタンボク
コチャルメルソウ 
ヒマラヤの青いケシの状況 
ズームイン
イワネコノメソウの茶色くなった葉っぱにカメラを向ける
上の写真のトリミング

たぶん緑色の部分がイワネコノメソウの新芽だと思う


現場でこれが見えていればこれだけを狙って写すんだが、肉眼では見えないのだ。写真を拡大していって「あっ、これがイワネコノメに違いない」と気付くのである。
そしてこれは多分タチネコノメソウ
上の写真のトリミング


タチネコノメソウで間違いないと思う

もっとまともな写真は無いんかい!と思われそうだが、これが私の限界です(-_-;)
これが謎の葉。コンロンソウかと思ったが葉の形や鋸歯が違う。これは何?
サイゴクサバノオ 
サラシナショウマ
駐車場付近のタカネハンショウヅル


デジカメ時計=11時14分

駐車場から往復2時間ちょっとで霧氷見物が出来た

タイムリミットは1時半なのでまだ少し余裕が有る。白糸の滝方面を少し歩いてから帰ろう。


   続く





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