朝、布団の中でまどろんでいると「12時までに帰るなら行って良いよ」の声が聞こえる。枕元の時計を見ると7時前だ。いつもなら6時ごろには目が覚めているんだが、今朝は未明にトイレに起きて二度寝したのでこんな時間になってしまった。そしてすぐに「行く、行きます」みたいな返事をしてバタバタと準備をする。朝食抜きで山歩きはマズイと思い、トースト一枚をインスタントコーヒーで流し込んだら出発。

12時までに帰れと言われたが、出発時間が7時過ぎと早いので、竜神平までは上がれるだろう。車を風穴に向けて走らせる。道の途中にはわずかに凍結している部分もあったが、普通の車が普通のタイヤで走れる程度だ。そして風穴の広い駐車場に到着。

出発時のメモ写真


車が一台見えるが、その背後の広場にはテントが一つ。今流行りの冬キャンプかな?


デジカメ時計=7時54分
風穴には帰りに寄ろう
タマアジサイ


早く竜神平に行こうという気持ちは有るんだが、ついつい余計なものを写してしまう
ニワトコ


これも今ここで写す必要性は無いんだが・・・
シコクブシ 
モミジガサ


早く行こうと思いながら、ついついいつもと同じような写真を撮ってしまう
ヤマアイの世代交代だな
シロヨメナ
いつものミヤマクマワラビ
イヌガンソク
イワタバコ
アキチョウジ
このアキチョウジの根元には茎から染み出した水分が凍結している。新鮮な状態には見えないから今朝出来たものではなさそうだ。
足元に大きな葉を見て空を見上げればホオノキが有る。私はこれだけこの登山道を歩いているのに、このホオノキの場所を覚えていない。だから下山時にはホオノキを見逃してしまった(-_-;)
登山道で一番雪が多かった場所。アイゼンは不要。
チドリノキ
ギンバイソウ 
アブラチャン
アオハダ
アサガラは去年の実がまだ残っている。実が残っているおかげでアサガラとすぐに特定できるが、実が無かったら何の木かワカランね。
ベンチ横のコマユミ
リョウブ
上の写真のトリミング


これでリョウブと分かりやすくなったかな?
ベンチ前のシロドウダン
ヤマボウシ 
テバコモミジガサ 
ガンクビソウ
ノリウツギ
ヤマシグレ 
森のフラダンサー
ハリギリ
ハリギリは登山道から写したが、その先で登山道から外れてヤマナシを写しに行く
ヤマナシの向こうには竜神平が見えている。愛大小屋前まで行っていたら遠回りになるから、このまま直進して竜神平を目指す。
さっきの登山道からヤマナシまでは心細い踏み跡が有ったが、この先には踏み跡はない。ササを突っ切って歩いていたら朝露で濡れたササでズボンが濡れてしまった。これは想定外(-_-;)


いやいや、この時間にこんなところを歩いたら朝露で濡れるのは当たり前じゃんと自分にツッコミを入れながら歩いた
そして目的のアカバナポイントに到着

アカバナポイントと言いながらアブラガヤが目につく
アカバナ 
実の部分にズームイン
上の写真のトリミング


種に毛が生えているのが分かる。ネットで検索するとこれを種髪と呼んでいるようだ。



赤鼻のトナカイ、赤花の種髪・・・うん、良い語呂合わせだ(-_-;)
そして根元付近には新芽が顔を出している
アブラガヤ 
久しぶりに見る  
アカバナポイントの次はネコヤナギ


ネコヤナギと言えば高石ともやの「春を待つ少女」の歌を思い出す。思い出すと言いながら歌えるのは出だしの4小節だけ。

冷たい風の丘に咲く、光る花はネコヤナギ〜


you tubeで検索して聞いてみて下さい
定点観測で雄株と分かっているネコヤナギ
これも定点観測で雌株と分かっている


ずーっと観察してきたおかげでこの写真には雌株の特徴が写っているんですよ。雌株の枝は毛深い。上の雄株の枝と見比べて下さい。
ネコヤナギを写したら竜神平を徘徊して植物図鑑ネタを探そう


ヤマアワ
ヌマトラノオ
コバギボウシ
あちこちに水たまりが有るので、決してスニーカーでは入らないように
ヤマラッキョウ
ハンカイソウ
ハンカイソウの朽ち果てる前の姿が写せて良かった
これを写してから愛大小屋に入りおやつタイム


     続く





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