今日は昼過ぎから山に行けることになっているので、午前中はテレビを見たりパソコンの前に座ったりでのんびり過ごす。10時過ぎに観察会仲間から電話がかかって来た。私が1週間前のレポートに入れたヤマガシュウとハマクサギの花を見るために、今皿ヶ嶺に居ると言う。場所を教えてと言うので簡単に教える。ヤマガシュウは現場近くに居るそうで、通話中に見つけたと言っている。私は昼過ぎから出て畑野川から上がるつもりと説明する。
2時過ぎに我が家を出発し、いつものコンビニに立ち寄る。コンビニを出たら皿ヶ嶺を目指す。畑野川登山口に行く前にシコクハンショウヅルをもう一度写したいと思って、上林トンネル手前の広い路肩に車を停めようとすると、先客の車が有る。向こうに3人見えるが、よく見ると観察会仲間だ。近づくとハマクサギの花も見つけたよと言っている。私がシコクハンショウヅルを写そうと思って来たと言うと、こんなところに? と言われたので案内する。ところがシコクハンショウヅルの花は終っていた。まともな形の花が無い。この前の6月8日の写真がイマイチだったので、また来たわけだが、あれから1週間経ったらもう終っている。
シコクハンショウヅルを写したら3人と別れて畑野川登山口に向かう。ところでヤマガシュウもハマクサギの花も3人とも初めて見たそうで、観察会メンバーにとっても珍しいものだったようだ。私のレポートが役に立って良かったです。
上林トンネルを抜けてドライブスルークマヤマグミの横を通過するときにクマヤマグミを見ると、赤い実が見えた。あわてて車を停める。
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車から降りたら目の前にサルナシの実がぶら下がっている。アチャー。何度も通っているのにサルナシを意識してなかったので花を見逃してしまった。 |
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クマヤマグミ
当然のようにクローズアップ写真も撮ったが、それは非公開。何故? 聞かないで下さい(-_-;) |
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近くにはシラキの雄花と雌花も見える |
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上の写真のトリミング
上に長く伸びているのが雄花。その根元に見えるのが雌花。 |
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林道からヤマボウシも見えている |
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これは何バラかな? 気が向いたら調べよう(-_-;) |
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林道走行中に白い花が見えたらエゴノキか、ウツギだ。エゴノキの花があちこちに見えているが、接近して写せる花が無い。 |
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畑野川登山口出発
デジカメ時計=15時24分
日没が遅くなっているので、この時間に出発でも余裕で山頂に行けるはず |
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このイナモリソウは林道に咲いていた。植物図鑑の写真を見ると、2017年から2020年に写した花がない。ちょうど花の時期に私が来てなかったという事情も有ったかも知れないが、元々咲いていた登山道が作業用林道に置き換えられて、イナモリソウが絶滅したと私が勝手に思い込んでいたのである。今日歩いてみて分かったのは、林道開通と林道周辺の伐採が、イナモリソウにとって良い環境になったみたいで、花の数が増えている。林道が良い方向になったみたいだ。 |
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ジシバリの綿毛 |
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これはエビガライチゴだ |
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水の元の下の方の道端にはホタルブクロが咲いていたが、ここはまだこんな状態 |
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これフタリシズカのように見えるでしょう? 私も騙されかけました。これはヒトリ同志が寄り添ってフタリになっているんですね。 |
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ヤブデマリ |
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ヤブデマリやすぐ足元のオタカラコウを写しているときにパラパラと雨が降り出した。にわか雨かも知れないが、今日絶対に山頂に行かなければならないと言う理由は無いのだ。さっさと撤収。
デジカメ時計=16時7分 |
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コツクバネウツギ |
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登山口出発直後のイナモリソウの説明の所で花の数が増えていると書いたが、それはこの個体と周辺の花の状況を見て書いた。 |
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アケボノソウが咲いていたのでビックリ。早熟だね(-_-;) |
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ハナヤクシソウもちょっと早すぎるのでは? |
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ドライブスルークマヤマグミをお手軽コンデジで写す。これでやっと赤い実の写真を植物図鑑に入れることが出来る。去年か一昨年に赤い実の写真は撮っていたのだが、写真を保存していた外付けHDDとともに逝ってしまったので、植物図鑑に入れることが出来なかった。 |
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定点観測木のクマシデ
私にとってクマシデと分かっている木はこの1本だけなのだ |
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近くの定点観測木のアオハダ。花弁が傷んで花が終わりかけだ。 |
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この写真の方がアオハダの特徴の短枝が分かりやすい |
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ついでにこれも近くのウリハダカエデ |
上林トンネルを抜けて風穴の広い駐車場に車を停める。
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走りながら道端のナツツバキを見上げると白い花が見える。あわてて車を道端に停めて写す。
デジカメ時計=18時11分 |
今日は畑野川登山口から山頂に行くつもりだったが、にわか雨に降られてさっさと撤収。
今日の収穫は、林道開通によって絶滅したと思い込んでいたイナモリソウが、林道開通とそれに伴う周辺の木の伐採によって花が増えているのが分かって良かった。
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