ステイホームを言われているご時勢、皆様いかがお過ごしでしょうか。私は今日も行ってまいります。ただし家庭の事情で12時までに帰ってこなければなりません。12時までに帰って来るとなると当然上の方には行けません。いつも白糸の滝方面に行っては途中で引き返すことが多いので、今日は久しぶりに白糸の滝まで行ってきましょう。

コンビニでおにぎり1個と100円コーヒーを買い、コーヒーを飲みながら皿ヶ嶺に向かう。12時には帰ってくる予定なので弁当は不要。それでも万が一空腹で倒れたりしないように非常食としておにぎりを買っていく。結論を先に書くと、結局このおにぎりは家で食べた(-_-;)

鉄塔のエアピンカーブを曲がると先客の車が既に何台も停まっている。その隙間に私の車を停める。登山靴に履き替えたら準備完了。

アヒル3兄弟は今日もいなくて寂しいと思いながら白糸の滝方面に進む。道端にはタンポポ、キランソウ、トキワハゼなどが咲き誇っている。

セイヨウタンポポ


えー、こんなものまで写すの〜と思ってはいけない。こんなものが大事なのである。しっかり植物図鑑に入れましょう。
キランソウ
植物図鑑対象外だけど、こんなものも写す
オニグルミは雄花が出てきた。雌花はまだ出てない。雌花は鮮やかな赤色なので目立つのだが、まだ目立つものはないね。
オモトだと信じて写す
田植えの準備中。こんな写真が行った気分にさせるんです(-_-;)
コメツブツメクサ


前も一度書いたことが有ると思ったけど、何年も前に松山市内中心部を走っていたら、道路の中央分離帯で黄色のカーペットと言いたいくらい群生しているのを見たことが有る。山よりは街中の方が環境が良いのかな?
おっ、アリアケスミレが有る。実は4月25日に来た時も別の場所(図鑑に入れている花を撮影した場所)でこのスミレを探したんだが見つからなくて、もう皿ヶ嶺から無くなったんだろうかと思っていたのである。

25日に探した場所、そしてこの場所の共通点。いかにも他所から土木工事用の土砂(資材)を運んで来たらその中に種が紛れ込んでいて芽が出ましたと分かるような場所だ。
キュウリグサはこっそり図鑑に追加しようと思っているのだ
カキドオシ 
コンロンソウはもうあちこちで咲いている
ツルグミかもと言われたグミだが、何を写したのか訳のワカラン写真だ
若い枝は真っ直ぐに上に延びてツル性の欠片もない。まだまだ経過観察が必要だな。

スギを背景にすれば真っ直ぐに伸びた若い枝が分かり易いだろうと思って、わざわざ縦位置で写したのに、その背景のスギが傾いている。

上の写真も左の写真もまともに写ってないね。このグミは鬼門だ(-_-;)
コマユミの蕾
カジノキの若い芽


カジノキは半年前の観察会で初めて知ったのでまだ写真が少ない
白糸の滝方面に向かう時には、ほぼ定点観測木のヤブニッケイ
ホウチャクソウのまだ蕾を付けてない若い株はいっぱい有った
ヤブレガサ 
ヒトリシズカの終わったの 
タニギキョウが咲いている
白糸の滝への登山道入り口近くのオオハナワラビ 
ニッコウネコノメソウは完全に花が終わって実をつけている
ツルカノコソウ
マムシグサ
サイゴクサバノオに鯖の尾が出来ている
マルバコンロンソウはちょうど今が最盛期なのか、白糸の滝往復で結構な数の花を見ることが出来た
オカタツナミソウ
正しいユキノシタがここに有る
白糸の滝の下流の流れを遊歩道の橋の上から写す


3段瀑を写すにはこれがベストポジション。デジカメを少し上に向けると上流の橋が写り込むし、右に振れば遊歩道の手すりが写り込む。
クサヤツデの花を逆光の透過光で写すときれいに見えるんだが、ここは谷間なのでなかなか思うような光に出会えない。
オオチャルメルソウも多かった
ここのハルトラノオは終わってしまった
ユキワリイチゲの実が有る
上の写真のトリミング


実ではなく、実になりかけみたいですね
白糸の滝前に到着
来た証拠写真を撮っとこう
ここに来たら写さないといけない必須のものはハコネシダ
イワタバコの葉が大きくなっている
ヤブツバキの赤と滝の白を対比して写したかったんだが、ヤブツバキ以外の木の方が多過ぎる。


ヤブツバキの解説文を見ると「花期は11〜12月、または2〜4月」と書かれている。これはどういうことなんだろう? 11月〜12月に咲くときも有れば、2〜4月に咲くことも有ると言うこと?
白糸の滝でしか見たことない(教えられてない)ケケンポナシ
一応枝先も写してみたけどこれじゃ何の木かサッパリワカラン
これで白糸の滝とサヨナラ
もういきなり帰りの林道沿いのクリハラン

見ての通り、コンクリートの擁壁に生えている
道端の正しくないユキノシタが群生している
ハナイカダの雌花。写りがイマイチ。これからハナイカダはどんどん咲いてくるので、これからの写真に期待してください。
ハナイカダの雄花


上と左の2枚の写真を見れば分かるように、ハナイカダの雌花は1つ、雄花は複数個咲くのが普通である。
クサイチゴが群生していたのを写したが、露出補正がまずくて暗すぎる
カゴノキ
カゴノキの枝先
上の写真のトリミング。これは何? 参考にしたサイト情報では花期は8〜9月となっている。ということは、これは蕾かな?
コバノガマズミの蕾
これが苦手な花なのだ。ムラサキサギゴケかトキワハゼ。私は色が濃いのがムラサキサギゴケで、薄いのがトキワハゼで覚えているんだが、花の色に変異が有るのは当たり前と観察会で何度も言われているので、花の色で見分けてはいけないのだ。

解説文や参考にするサイト情報では匍匐茎(ランナー)の有無で見分けると言うことだが、私は左の写真は色を見てムラサキサギゴケで押し通す(-_-;)
これは色が薄いからトキワハゼにする
これも苦手な花。黄色の良く似た花が多くて困る。これはたぶんキツネノボタンだろうと思いながら写す。。確認のためには葉を見ないといけないのだが、「たぶんキツネノボタン」で押し通すつもりだった。しかしレポート作成時に念のためにオリジナルサイスの写真をよくよく見てみると、残念ながらウマノアシガタのようだった。
上の写真のトリミング
ここで初めて見た木の写真をレポートに入れていたら、モッコクかもと言われ、その後モッコクではないみたい。花が咲けばはっきりすると言われていた木に花が咲いている。
この花の写真をヒントにネットで検索しまくって自力でモチノキという結論に達した



モチノキはまだ植物図鑑に入ってない新ネタだ
上の写真のトリミング



ネット情報ではモチノキは雌雄異株で、雄花はオシベが4本と退化したメシベが有るとなっている。左の花はまさしくその通りになっている。つまりこれはモチノキの雄花だ。と言うことは雌花を探さなければならない(-_-;)
また宿題が出来てしまった。
ノアザミの小さい花が並んでいるのが気に入ったので大きなサイズで
アケビの花。アケビは雌雄異花だが雄花しか見えないね。でもよく探せば雌花も有ったかも知れないが、白糸の滝往復はこれで終わり。


デジカメ時計=10時56分

12時までに帰って来るなら行ってヨシと言われて出てきている。このまま帰ったら我が家に11時半には到着してしまう。ちょうど30分程度で行けるところに行ってみよう。この時期気になるヒメナベワリの偵察に行く。車を違う場所に移動。

偵察に来たらヒメナベワリに蕾がついている。今年は開花が遅いようだ。植物図鑑の写真を見ると、4月下旬には咲いているのが普通のようだ。

これが目的だったので、これ以上は奥に行かずに車に戻ろう。
戻る途中で目に付いたものを写す


コガクウツギ
少し成長したタラノキ。これだけトゲトゲが出てきたらもう食べられんね。
ヤマネコノメソウ



デジカメ時計=11時32分

これならギリギリ12時には我が家に帰れる

家に帰ってモッコクかもと言われていた木が何なのかネットで検索しまくってモチノキと判明。植物図鑑にはまだ入ってない新ネタなのでレポート作成前に急いで植物図鑑に追加する。

今日は時間制限は厳しかったが、半分あきらめていたアリアケスミレを見つけることが出来たし、謎の木がモチノキだと分かった。さらに最後にヒメナベワリに蕾が付いていることも確認出来て良かった。


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